スギヒノキ、花粉症への対策

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対策と療法(すこぶる独断です)

決定的効果を持つもの

[疎開(花粉という無差別攻撃から逃れるもの)]

・花粉の無い地域に移動する。スギ花粉ならスギ花粉のあまりない外国、または沖縄など。hay fever journey(ヘイ・フィバー・ジャーニー)と呼んでも良い。

[完全遮断]

・完全なるクリーンルームにこもる、外出時は毒ガスマスク装備など、花粉との接触を絶つ。通常生活では、引きこもりの達人でも不可能とされている。

[体質改善]

・減感作療法に成功し、発症しない体質にいたる。極めてまれに、体質変化して症状が無くなってしまう人もいる。ちょうど神に祈っていた最中だと、その男は神を信じるようになってしまうかもしれない。高齢になると免疫力自体が衰えるが、これは体質改善とは言えない。

非常に効果の高いもの

[不完全遮断]

・まずはマスク、他にも眼鏡や帽子などで、花粉が体内に取り込まれるのを防ぐ。また炎症カ所に付着するのを防ぐ。眼鏡は普通の眼鏡でも通常時使用で付着花粉を半分以下に抑えられるが、花粉用のゴーグル風眼鏡だとさらに効果的。マスクは、遮断性が高くても呼吸困難では生活に差し障りが出るので、必ずしも高価なものが良いとは言えない。例えば普通のガーゼマスクでは、花粉の粒子の方が小さいようにも思えるが、網戸のような一枚で出来ているわけではないので、実際はかなりの効果を発揮する。また眼鏡については、コンタクトの人は結膜炎なども怖いので、この時期は花粉ブロックを兼ねて眼鏡で生活をするのが好ましい。

[薬]

・そして薬の使用。自分にあった薬の適切な使用は、花粉症シーズンを快適に過ごすための決定的要因になることでしょう。この[不完全遮断と薬の使用]を疎かにして、より下位の花粉に効果のある事柄に躍起になっても、最大の効果は得られない。理想は知識と経験と愛情豊かな医師と、最適の処方薬を見つけ出すことか。私のように医者にかかって薬を飲むたびに想像を絶する修羅場を経験して、かえって市販薬に頼り切りになるような哀しい人々も、また世の中には存在するものである。

効果の高いもの

[せめて室内での快適化]

・室内、家内を花粉飛び交う外界と遮断し、空気清浄機などを設置。帰宅時には外で花粉を払う、小まめに床を掃除するなど、帰宅時だけでも花粉から自分を遠ざける。また洗濯物は十分に叩くなどして花粉を落としてから取り込む。また花粉情報をチェックして、比較的少ない時間帯に干すとか、雨の日に換気のために窓を開け放つとか、いろいろな方針が立てられる。

・床はウェットシートや濡れ雑巾で非常に小まめに花粉を取り除くのが効果的。室内の花粉は舞い上がって床につもるを繰り返すので、除去しないと症状が治まらない。例えば掃除機使用の時は、掃除機の排気で舞い上がるので、掃除機がけが終わってしばらくしてから濡れ雑巾などで拭くなどする。

・自宅での空気清浄機の使用。

・他にもマンションなどの吸気口にフィルターを付けるなど。

・帰宅したら外で服や髪の毛を払って花粉を落とし、すぐうがいや洗顔を行う。さらに風呂に入ることによって、付着花粉を完全に絶ち、着替えることによって衣類付着花粉を絶つと効果的。

[弊害のある嗜好品の抑制]

・飲酒を止める。(または極力減らす。)アルコールは血管を拡張して、鼻の症状を悪化させ、目をうっ血しやすくする。さらに花粉症の薬を飲んで飲酒をすると、非常に眠気をもよおす。とは言っても、完全に酒を断ったら、生きていけないのが、我々であるならば、せめて飲む量や回数を減らして、症状の軽そうな日だけを飲酒記念日といたそうと、不埒ものの私などは、考えてしまうのですが・・・ピーク時にはそうも言っていられない。

・タバコ吸いはみっともないとされる21世紀であるなら花粉と関係なく絶つべし。

[外出日を減らす]

・仕事のある皆さん。または学生の皆さんへの裏技?嘘風邪でも何でも構わない。何とかして、ピークの二週間だけでも、休日を増やす努力をする。飛び石で休日を入れられれば理想。私は提唱する!(・・・誰なんだ君は)花粉症の診断書を持つ者は、重症度に応じて期間中一定数の臨時休日を国家は保証すべきである。職場においては別枠の有給とすべし。ぜひすべし。そうすべし。ああ、へくしょい。

効果のあるもの

→肉や卵を徹底的に控える方法は、一つ上層に上がる可能性がある。今年ある程度控えて、3月末頃トンカツを食し、別に変わらないじゃないかと翌日も肉を140gほど食べた後、夜中に非常に症状が悪化。ただし肉のためか、愚かにも水ぶきせずに掃除機をかけて、かえって大量の花粉を吸い込んだか、それともヒノキの症状がピークに差し掛かっているだけか、要因が複雑すぎて不明。症状が治まった段階で自宅にこもっている時に沢山肉を食ってみてもう一度同一症状が出ればだが・・・そんなことはとても遣りたくない。
→控えれば自分にとって最小限度の症状で済むが、ある一定量を超えると途端に激しい症状が現れるのだろうか?誰か、組織的に実験して下さい。(2008/04/02)

[全体的な生活改善]

・食事は規則正しく、出来るだけ肉や卵などを控えタンパク質は豆腐などで摂取する機会を多くする。チーズや牛乳など乳製品を出来るだけ避ける。菓子などで糖分を取りすぎない。かつ食べ過ぎず、腹8分目で食生活を全うする。

・十分な睡眠時間を取る。また出来れば夜は早く寝て、朝早く起きるライフサイクルに導く。(夜遅くまで起きていると、副交感神経が優位になり始めて、寝る前に症状が悪化したりする。)

・出来るだけ、ストレスを避ける。(簡単そうで、難しい注文。)

[炎症を少し抑えるもの]

・目がかゆい時には冷やしたタオルなどをのせる。かくと酷くなる上、結膜炎などさらなる症状を引き起こしかねない。

効果のあり得るもの

[鼻うがい]

・よく言われる危険性として、食塩水が残った状態で鼻をかんだり、むせて耳側にいたると、中耳炎を起こしかねないこと。かえって鼻の粘膜のためにならない場合・あるいは可能性もありうることが上げられる。ただし実際快適になったという支持も数多く、自己責任で遣ってみる価値は十分にある。粘膜にも粘膜上の繊毛にもよくないので、水道水そのまま使用は禁止。

・鼻の通りが悪い時、帰宅時などの鼻症状の改善には効果があると思われるが、長期的に繰り返して、発症しにくい体質に変化するかどうかは極めて不明瞭である。

[方法](注意、実践者は他で調べてください)

・生理食塩水の濃度の塩水(0.9%濃度)(200mlに対して塩2g弱)をぬるま湯にしてお碗などに入れる。顔を下に向けて、鼻から気管まで達しないように注意しながらゆっくり吸い込み、お碗から離して鼻から、または口から出す。これを繰り返すのが基本で、終わった後、お辞儀のような恰好をして顔を左右に向けると残った食塩水が出てくるので、それをティッシュで拭う。注意点としては、
①上を向いてやらない
②耳に入っている状態で、唾を飲んだり、せきなどをしない
③決して終わった後に鼻をかまない

微弱な効果のあるもの

[特定飲料品・食料品の摂取]

・お茶類など、多くの花粉によいとされる食べ物や飲み物。薬のようにより多くの人を劇的に改善することはないが、人によって多少の効果を持つ。普通の食べ物は有効成分が入っていても摂取量が微弱であるため、重度の患者には本質的な対処にはいたらない。

効果の不明瞭なもの

[ヨーグルトを毎日食べる]

・乳酸菌によってTh1とTh2のバランス回復を計る効果があるともされるが、乳製品がアレルギーを強めるという意見もある。ただし乳酸菌自体の取り込みが必要なら、ヨーグルトである必要性は無いのでは?(興味のある人は自分で調べて下さい。)

・ヨーグルトは腹の調子が劇的に良くなるので、ここ数年毎日食べているが、まったく関係ないように思われる。大部分の乳酸菌は腸の中まで生存できないので、プロバイオテックスの特定のヨーグルトでなくては全然意味がないのかもしれない。と思ったら、生きた乳酸菌が腸に届くことが重要はまったくの間違いという話しを耳にして、私はもう検索するのに疲れてしまったのであった。一日200gぐらいは取らないと駄目という説もある。

あまり効果が無いもの

・お杉に向かって馬鹿野郎と叫ぶ
・根性だけで乗り切ろうとする
・まだ飛んでない、まだ大丈夫と念じつつ生活する
・症状の出ている時を一番の幸せに感じようと努力する

→(上三つ)ただし、自己暗示は人によってわずかの効果を持つ場合も無いとは言えない

・花粉症の歌を作って歌いまくる
・花粉症を題材に俳句を作ってみる
・好きなあの子に告白する

→(上三つ)ただし、集中や興奮で交感神経が優位に働き、アドレナリンが放出されると、ヒスタミンの放出が抑制されるので、一時的な効果は無いとは言えない

・花粉とたわむれてみる

→お止めください。

わたくし個人の対策(2011年度版)

劇的に症状の改善した薬の飲み方(2011)

 わたくし事なので、ネットにあったから「わーい、いけてる!」と信じ込んで、安易に実行に移さないで下さい。市販薬に書いてあること以外は、すべてが自己責任にゆだねられます。

 第二世代だけでは弱く、症状の改善に至らない場合、すぐに中止し第一世代に戻るのはよろしからず。第二世代の長所を最大限に生かしつつ、第一世代で補助すると、ピーク時の症状が衝撃的に改善される。この際、第二世代の効果が安定するまで数週間かかるので、

一、二月後半から症状が無くても継続的に「アゼラスチン塩酸塩」配合の『スカイナーAL錠』を飲み続ける。
二、抑えきれない症状の出た段階で、通常二錠飲むべき「第一世代」の「パブロン」「セントモール」などの鼻炎錠を「一錠」飲む。
三、ピーク時は『スカイナーAL錠』と『第一世代』1錠を継続的に飲み続ける。
四、『第一世代』を外しても大丈夫そうな段階で、酷いとき以外は飲まないようにする。
五、今までの経験上、安全と思われる段階で、すべての薬物の使用を中止する。

 この方法で、今年は今までの症状はいったい何だったのかと首を傾げるくらい、症状が改善された。結論、くたばれ民間療法、薬物こそが人類最大の英知だ、万歳?

2008/03/14-

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